haseのブログ

なかなかUPしない・・・

とっくに親は死んだけど


朝ヒゲをそっていて、つまり鏡を見て
いて、ついポロッと口から出た言葉。
「そういや、そのことは感謝しなかっ
 たな」


20年くらい前かな、親がどっちも死
んだのは。
 親の悪口になるからどういう親だっ
たとは書きたくないが、まあ、ほぼ虐
待だったわけさ。
 私がものごころついたころには家は
すでに新興宗教にハマっててね。
(新興宗教の代名詞みたいな宗教)


 自分がもうすぐ60歳ということで
ここのところなにかと回想することが
多い。
 鏡に映る自分の顔が、オフクロに少
し似ていることに気付いた。
 オフクロは美人ではなかったが、ブ
スとかブサイクというほどでもなかっ
た。ふつうだ。


 私は、子供のころからスケベだった
ので(今は理性が勝ってるのでスケベ
は封印されてます)好きになる女の子
は決まってクラスで1番か2番のかわ
いい子。その子らにはぜんぜんモテな
かったけど、その他の女の子にはけっ
こうウケがよかった。自分で言うのも
なんだが。こんなこと。


で、かつて、親をうらむことやさげす
むことはあっても感謝することはなか
った。クリスチャンになってからは親
の悪口は慎んだつもりだが、けっこう
ぽろぽろとこぼれてたし、感謝は口先
だけだったと思う。しかし父母本人に
は形式的にも感謝を言うことはないま
ま終わってしまった。


 高校中退してアルバイトに行ったス
ケート場では私目当てに子供や女の子
が来てくれたし、2月14日はたくさ
んもらった。その後も、おっさんにな
ってからも印象はいいみたい。
 そうそう、高校時代、喫茶店付き合
ってくれる程度のGFがいたし、別の
子は私が風邪ひいて寝込んでたら家ま
でお手製のクッキー持って見舞いに来
てくれたし。


 今風に言う「イケメン」じゃないし
体形は短足胴長。でも顔、表情の印象
は良かったんだと思う。
 思い返すと、そのおかげでどんだけ
良い思い出をつくることができたか。
 スケベで内向的、特技はないし勉強
も中くらい。まわりにカノジョがいな
い男がたくさんいる中で、私はとりあ
えず遊園地とかスケート、喫茶店つき
あってくれる女の子がいた。


 なにより、ハタチで家内と結婚した。


そのことを親に感謝しなかったことに
気付いた。顔。第一印象。


半年くらい前。現場の鏡で。

それで、つい鏡の前で
「そういや、そのことは感謝しなかったな」
と言った。


 うらみごとは、ナンボでも。
感謝すべきことは、忘れるどころか気付
きもしない自分勝手。
 自分の子らを見てると、彼らも同じような
ことを思う日が来るのかも、と思った。


もうすぐ60歳って、重いねえ。